睡眠障害(不眠症)かもしれないあなたへ|睡眠障害(不眠症)は何科に行くべき?医師が解説

不眠症とは、質の良い睡眠が得られず、日常生活に影響を及ぼす状態を指します。寝つきが悪い、途中で何度も目が覚めてしまう、早朝に目覚めてしまい二度寝ができない、といった症状があります。

近年の調査によると、成人の約30%が何らかの不眠症状を経験しており、それが慢性化していると自覚している人も少なくありません。深刻な不眠症は生活の質(QOL)を大きく低下させるだけでなく、心身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、不眠症の対策は非常に重要です。しかし、何科に行けば良いのか、どんな治療があるのか、わからない人も多いと思います。本記事では、そんな疑問を解決するため、何科を受診すべきか医師が詳しく解説します。

リリモアクリニック内科歯科 院長 各務 康貴

監修医師

各務 康貴

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。
医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。

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目次

不眠症の概念と頻度

はじめに

不眠症とは、一般的には、睡眠に関する問題を指します。具体的には、睡眠の質や量に不満がある、日中の活動に影響を及ぼすほど睡眠が不足している、などの状況を指します。

また、頻度としては、全人口の約10〜15%が不眠症であると報告されています。年齢とともに増加し、特に高齢者や女性に多い傾向があります。

不眠症の頻度(性別・年齢別)

性別/年齢不眠症の頻度
男性全体約10%
女性全体約15%
高齢者(65歳以上)約20%

これらのデータからわかるように、不眠症は一部の人だけの問題ではなく、多くの人々が影響を受けている現代社会の大きな課題といえます。

不眠症の症状

不眠症の症状

不眠症は、睡眠の質や量が十分でないことで日常生活に影響を及ぼす状態を指します。主な症状は、以下の通りです。

  1. 睡眠トラブル:夜中に何度も目覚める、なかなか眠れないなどがあります。その結果、睡眠時間が短くなったり、浅い睡眠が続くことがあります。
  2. 日中の症状:十分に睡眠をとれていないため、昼間の眠気や疲労感、集中力の低下が生じます。労働生産性の低下や交通事故のリスクも高まります。
  3. その他の身体的・心理的症状:頭痛、胃腸の不調、イライラ感、落ち込みなどが見られることもあります。

これらの症状が一定期間続く場合、医師に相談することをおすすめします。それぞれの症状に対応した科を選び、適切な治療を受けましょう。

起きてしまう、眠れない

不眠症の1つの典型的な症状として、”起きてしまう、眠れない”という問題があります。

これは、眠りにつくのに時間がかかる「入眠困難」、夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」、早朝に目が覚めてしまい二度寝ができない「早朝覚醒」の3種類に大別されます。

症状説明
入眠困難床に就いてもなかなか眠れない状態
中途覚醒眠りについた後、夜中に何度も目が覚めてしまう状態
早朝覚醒早朝に目が覚め、その後二度寝ができない状態

これらの症状が1ヶ月以上続き、日常生活に支障を来たす場合、不眠症と診断される可能性があります。さまざまな原因で起こるため、自己判断せず専門医に相談することを推奨します。

昼間の眠気、集中力の低下

不眠症の症状は、夜間の睡眠障害だけでなく、日中の生活にも大きな影響を及ぼします。特に、昼間の眠気と集中力の低下はその代表的なものです。

1つ目に挙げられる症状が「昼間の眠気」です。不眠症により質の良い睡眠が取れていないと、日中に強い眠気を感じます。これが継続すると、社会生活に支障をきたすこともあります。

次に、「集中力の低下」です。これもまた、睡眠不足が原因となります。睡眠は脳を休息させ、次の日の活動のために充電する大切な時間です。質の良い睡眠が得られないと、思考力や記憶力、注意力の低下につながります。

以下に、「昼間の眠気」と「集中力の低下」の具体的な症状をまとめた表を示します。

症状具体的な表現
昼間の眠気仕事中や授業中に眠ってしまう、運転中や立っている時に居眠りするなど
集中力の低下仕事や学習の効率が落ちる、物忘れが多くなる、何をしているのか忘れるなど

これらの症状が見られる場合、不眠症の可能性が考えられます。適切な診断と治療を受けるためにも、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

その他の身体的、心理的症状

不眠症の影響は、ただ眠れない、起きてしまうということだけではありません。それは身体的、心理的な様々な症状として現れることがあります。

【身体的症状】

  • 頭痛:睡眠不足による疲労が原因で頭痛を引き起こすことがあります。
  • 筋肉痛:睡眠中に体が必要とする休息を得られないため、筋肉痛や全身のだるさを感じることがあります。
  • 胃腸の不調:ストレスや緊張が胃腸の調子を悪くすることがあります。

【心理的症状】

  • 焦燥感:睡眠不足により、イライラしやすくなったり、感情のコントロールが難しくなることがあります。
  • 集中力低下:適切な休息が取れないことで、注意力や記憶力に影響を及ぼします。
  • 憂鬱:睡眠不足は精神的な健康にも影響を及ぼし、憂鬱な気分になることがあります。

これらの症状が見られたら、不眠症かもしれません。早めの対処が大切です。

不眠症を診てくれる科とその理由

不眠症を診てくれる科とその理由

不眠症の治療に適した診療科は、原因や症状により異なります。具体的には以下のような診療科が考えられます。

  • 内科:一般的な体調不良や生活習慣の改善を目指すため、不眠症の初期診療に適しています。
  • 精神科:ストレスや心の問題が不眠症の直接的な原因である場合、精神科が最適です。
  • 心療内科:心と体のつながりを重視し、心因性の不眠に対して有効な治療を提供します。
  • 脳神経内科:神経系の問題が不眠症の原因となっている可能性がある場合に対応します。
  • 呼吸器内科・耳鼻咽喉科:睡眠時無呼吸症候群等の呼吸関連の問題が原因である場合、これらの科を受診します。

それぞれの科が得意とする領域は異なるため、具体的な症状や状況に応じて最適な診療科を選ぶことが大切です。不安な場合は、まずは内科を受診し、適切な科を紹介してもらうのも一つの手段です。

内科:基本的な体調不良、生活習慣改善を目指す

不眠症の症状は時として、身体的な不調と連携した形で現れます。このような場合、まずは内科を受診するのが一般的です。内科では、全身的な健康状態をチェックし、基本的な体調不良が不眠症の原因でないかを調べます。例えば、糖尿病や甲状腺機能亢進症などの慢性的な疾患は、不規則な睡眠パターンを引き起こす可能性があります。

また、生活習慣の見直しも内科で行われます。睡眠や食事、運動といった日常生活のリズムが乱れていると、それが不眠症を招いていることもあります。体調管理や生活習慣のアドバイスを受け、健康的な睡眠を取り戻すことが目指されます。

以下に、内科で行う主な診断・治療方法を表にまとめました。

診断・治療方法内容
全身の健康状態チェック基本的な体調不良が不眠症の原因でないかを確認
生活習慣の見直し睡眠、食事、運動など日常生活のリズムを整えるアドバイス

精神科:ストレスや心の問題が原因の場合

不眠症は心の問題が原因となることも多く、その場合は精神科の診察が適しています。近年では、仕事や人間関係、生活環境のストレスが不眠症を引き起こすケースが増えています。

精神科では、不眠だけでなく、不安やうつ、パニック障害など他の精神的な症状と一緒に診察・治療することが可能です。これらの心の問題が解消されることで、不眠症も改善するケースがあります。

また、精神科では必要に応じて睡眠薬を処方することもあります。しかし、薬だけに頼らず、ストレス管理やリラクゼーション技法、心理療法なども併用して、根本的な原因解消を目指します。

以下にその流れを表にまとめました。

ステップ内容
1症状の詳細な聞き取り
2心の問題が原因と思われる場合の精神的な診察
3心理療法やリラクゼーション技法の導入
4必要に応じての薬物療法

以上のようなアプローチで、精神科では不眠症の根本的な解消を目指しています。

心療内科:心と体のつながりを重視するアプローチ

心療内科は、心と体のつながりを重視する科です。不眠症は、ストレスや心理的な問題だけでなく、それが身体に影響を及ぼすことで生じることもあります。

具体的な診療内容として、以下のようなものがあります。

【心療内科での診療内容】

  1. 心因性の不眠症の診断と治療
  2. ライフスタイルや思考パターンの改善指導
  3. 心と身体の関係を解析し、原因を特定

心療内科では、特に心と身体の相互作用を重視してアプローチを行います。つまり、心の問題が身体に影響を及ぼし不眠症を引き起こしている場合、その背景にある心の問題を取り扱いつつ、身体の状態も改善していくという治療が行われます。

不眠症が続くと日常生活に支障をきたすこともありますので、早期に適切な科を受診し、専門的な治療を受けることが大事です。

脳神経内科:神経系の問題が関係している可能性

不眠症の原因は様々で、その中には神経系の問題が混ざっている可能性もあるため、脳神経内科を受診することが推奨されます。脳神経内科では、不眠症に関連する可能性のある神経質な症状や神経系の疾患などを検査・治療します。例えば、パーキンソン病やてんかんなど、特定の神経系の疾患は睡眠の質を大きく下げることが知られています。

また、自律神経失調症も不眠の原因となり得ます。自律神経は心拍数や血圧、体温などを調整しており、これらが乱れると睡眠に影響を及ぼします。自律神経失調症の診断と治療も脳神経内科の領域です。

脳神経内科では、以下のようなアプローチで不眠症の解決を図ります。

  1. 患者の症状を詳しく聞く
  2. 必要ならば検査を行う(脳波検査、血液検査など)
  3. 最適な治療法(薬物療法、生活指導など)を提案する

不眠症が続いている場合、一度脳神経内科を受診してみることをおすすめします。

呼吸器内科:睡眠時無呼吸症候群などの可能性

呼吸器内科は、主に肺や気道の健康に関わる疾患を診療します。その中には睡眠時無呼吸症候群(SAS)など、睡眠を妨げる可能性のある疾患も含まれます。

SASは、睡眠中に呼吸が一時的に止まる病状で、これが繰り返されると良質な睡眠がとれず、日中の眠気や集中力低下、頭痛などの症状が現れます。また、放置すると心臓や血管に負担がかかり、心疾患や脳血管疾患のリスクも高まると言われています。

呼吸器内科では、初めに詳しい問診と身体検査を行い、必要であれば睡眠検査(ポリソムノグラフィ)を実施します。この検査で無呼吸の回数や程度を確認し、診断を下します。

治療としては、体位療法や口腔内装置療法、CPAP(連続陽圧呼吸療法)などがあります。また、生活習慣の改善や体重管理も重要です。

不眠症の原因が呼吸器系にある場合、呼吸器内科は適切な診療科と言えます。

耳鼻咽喉科:睡眠時無呼吸症候群などの可能性

不眠症の原因として考えられるのが「睡眠時無呼吸症候群」です。この場合、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が一時的に止まる状態を指します。その結果、人は深い眠りを得られず、日中の眠気や集中力の低下を引き起こす可能性があります。

耳鼻咽喉科では、鼻や喉の問題が無呼吸の原因となっていないかを診察します。具体的には、鼻づまりや口呼吸、扁桃腺やアデノイド(鼻の奥の組織)の肥大など、呼吸妨害の可能性がある症状に注目します。

また、適切な治療方法を提案します。これにはCPAP(連続陽圧呼吸療法)器具の使用や、必要に応じて手術も含まれるかもしれません。

子どもの不眠症は何科を受診すべきか

子どもの不眠症は何科を受診すべきか

子どもが不眠症に悩む場合、最初に受診するべきは「小児科」です。子ども特有の生活リズムや成長段階、心理状態を理解している小児科医が適切なアドバイスを提供します。

不眠の原因

  • 生活習慣の乱れ
  • 学校生活のストレス
  • 成長段階による体内リズムの変化

以上のような要素をチェックし、生活改善のアドバイスや必要に応じて薬物療法を提案します。

しかし、小児科にて十分な改善が見られない場合や、ADHD(注意欠陥・多動性障害)や自閉症スペクトラムなど、特定の発達障害が伴う可能性がある場合は、「精神科」や「発達科」の受診を検討することも重要です。

子どもの不眠症も大人と同じく、専門的な治療と適切なケアが必要です。医師と良好なコミュニケーションを保ち、最善の治療方針を模索しましょう。

小児科:子ども特有の睡眠問題に対応

子どもの不眠症は、大人とは異なる独特の問題が絡んでいます。成長段階や学校生活など、子ども特有の生活環境が影響を及ぼすためです。

当然、治療もそれに対応したものが求められます。そこで頼りになるのが「小児科」です。小児科医は、子供の成長過程や心身の発達、学校生活と睡眠との関係性を理解しており、それらに基づいたアドバイスや治療が可能です。

また、小児科では様々な指導や対策を提供してくれます。例えば、寝る前のルーティン作り、良質な睡眠環境の整備、規則正しい生活リズムの確立など、子どもが安心して眠れる環境づくりのアドバイスが受けられます。

子どもの不眠症は、早期に適切な対処をすることで、将来的な生活習慣や健康に好影響を及ぼす可能性があります。故に、安心できる小児科を見つけ、早めの対応を心がけましょう。

不眠症の診断と治療方法

不眠症の診断と治療方法

不眠症の診断は、主に医師との面談や睡眠日記の記録に基づいて行われます。また、必要に応じて睡眠ポリグラフや睡眠時無呼吸の検査などの専門的な検査も実施されることがあります。

治療方法については、主に以下の2つに分けられます。

■薬物療法 睡眠導入剤や抗不安薬、抗うつ薬などが用いられます。ただし、副作用や依存性の可能性があるため、医師の指示に厳守し、必要最低限の使用を心掛けます。

■非薬物療法 心理療法(認知行動療法等)、リラクゼーション法、気功、マインドフルネスなどが含まれます。これらは副作用の心配が少なく、長期的に効果を見込める方法です。

治療は一人ひとりの状況に合わせて個別に決定されます。自身の体調やライフスタイルを医師に正確に伝えることで、最適な治療法を見つけることが可能です。

睡眠日記や専門的な検査

不眠症の診断には、「睡眠日記」や「専門的な検査」が行われます。

まず「睡眠日記」ですが、これは自身の睡眠パターンや生活習慣を詳細に記録することで、不眠症の原因や症状の特性を把握します。寝る前の行動、就寝時間、起床時間、夜間の覚醒回数やその原因、昼間の眠気の度合いなどを毎日記録します。

また、専門的な検査としては、「ポリソムノグラフィ」という睡眠時の生体信号を測定する検査があります。これは、病院や睡眠クリニックで一晩過ごし、脳波、眼球運動、筋肉の動き、心拍数、呼吸パターンなどを計測します。

睡眠日記ポリソムノグラフィ
日々の睡眠パターンや生活習慣の記録睡眠時の生体信号を詳細に記録

これらの情報から、専門医は患者の不眠症の状況を理解し、適切な治療法を提案します。

薬物療法

不眠症の治療には様々な薬物が利用されます。まず、睡眠導入剤と呼ばれるものがあります。これは、一時的に睡眠を誘発するためのもので、体が自然に眠りを調節するまでのつなぎとして用います。

また、アンチデプレッサント(抗うつ薬)も使用されます。これは、不眠症がストレスやうつ病といった精神的な問題によるものである場合に有効です。

さらに、ベンゾジアゼピン系薬剤も不眠症の治療によく用いられます。これらはリラックス効果があり、深い眠りを促します。

以下にいくつかの代表的な薬品を表で示します。

種類薬名効果
睡眠導入剤ロゼレム、レスタミン眠りを誘発
抗うつ薬プロザック、ゾロフト精神安定
ベンゾジアゼピン系バリウム、ダルマンリラックス、深い眠り

それぞれの薬品は副作用がありますので、症状や体質に合わせて医師の指導のもと、適切な薬物療法が行われます。

非薬物療法

不眠症の治療には、薬物だけでなく、非薬物療法も効果的です。具体的には以下の3つが挙げられます。

1.【認知行動療法】 認知行動療法は、不適切な認識や行動を改善することで不眠を解消します。例えば、「眠れないと困る」という過剰な思い込みを緩和したり、生活リズムを整えたりします。

2.【睡眠教育】 睡眠に関する知識を深めることで、自身の睡眠状態を理解し、改善策を見つけられます。寝る前の環境作りや、リラクゼーション方法などが含まれます。

3.【リラクゼーション療法】 ストレスを和らげ、心身をリラックスさせる方法です。ヨガやメディテーションなどが該当します。

以上の非薬物療法は、医師や専門家と相談しながら行うことが重要です。

自分でできる不眠症の対策

自分でできる不眠症の対策

不眠症の対策は専門的な治療だけでなく、自分の生活習慣を見直すことも重要です。

まず、睡眠環境を改善しましょう。寝室は暗く、静かで、適度な湿度と温度に保つことが理想的です。また、ベッドや枕も自分に合ったものを選び、快適な睡眠を促進させます。

次に、規則正しい生活リズムを保つことも大切です。特に、一日の終わりにリラックスする時間を設けると良いでしょう。好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、ゆっくりと深呼吸をしたりするなど、ストレスを解放する方法を見つけてみてください。

最後に、食生活にも注意が必要です。特に、カフェインやアルコールは睡眠の質を下げるため、摂取を控えめにすることが推奨されます。

これらの自己管理により、不眠症の症状を和らげることが可能です。

生活習慣の見直し

生活習慣を見直すことは、不眠症の改善に非常に有効です。以下、具体的な対策をいくつかご紹介します。

  1. 規則正しい生活リズムの確立:毎日同じ時間に起床・就寝することで、体内時計を整えます。
  2. 適度な運動:運動は良い睡眠を促しますが、寝る直前の激しい運動は避けましょう。
  3. 飲食の見直し:カフェインやアルコールの摂取は控えめに。また、夕食は寝る3時間前に摂ることが理想です。
  4. リラクゼーション:入浴や読書など、就寝前にリラックスできる時間を設けると良い効果を期待できます。
  5. スマホやPCの使用制限:ブルーライトは睡眠の質を下げるため、寝る前の使用は避けましょう。

生活習慣の見直しは一度に全てを変えるのではなく、一つずつ取り組むことが成功への近道です。

リラクゼーションやストレス管理

自分でできる不眠症の対策としては、リラクゼーションやストレス管理が重要となります。心地よい環境を作り出し、リラクゼーションを取り入れることで質の良い睡眠を促すことが可能です。

  1. リラクゼーション ヨガや瞑想など、心と体を落ち着けるアクティビティは不眠症改善に役立ちます。特に、睡眠前に行うと効果的です。
  2. ストレス管理 ストレスは不眠症の大きな要因です。深呼吸、ジョギング、読書などでストレスを解消しましょう。

以上が基本的な対策ですが、これらが効果を発揮しない場合は専門医に相談することをお勧めします。自己判断での対応ではなく、適切な診断と治療を受けることが大切です。

まとめ

不眠症は、その原因や症状により、内科、精神科、心療内科、脳神経内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科といった多様な診療科で対応可能です。また、子どもの場合は小児科を受診することが推奨されます。具体的な科を選ぶ際は、自身の体調や生活習慣、ストレスの有無などを考慮することが大切です。

主な対応内容
内科生活習慣の改善
精神科ストレス対策
心療内科心身のつながりを考慮したアプローチ
脳神経内科神経系の問題に対応
呼吸器内科・耳鼻咽喉科睡眠時無呼吸症候群の対策

治療は薬物療法と非薬物療法があり、適切な方法は専門家と相談しましょう。さらに自分でできる不眠症の対策として、生活習慣の見直しやストレス管理が有効です。

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大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。
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