睡眠薬とは-睡眠薬は飲んでも怖くない!種類・効果・副作用を徹底解説

睡眠薬

「睡眠薬ってやめられなくなるんじゃないの?」
「睡眠薬は怖いから飲みたくない」
「そもそも、睡眠薬ってどんな薬?」

睡眠薬は寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めてしまう、朝早く目が覚めたらまた眠ることができないなど、さまざまなタイプの睡眠に関する悩みの改善が期待できる薬です。

睡眠薬は医師の指示を守って正しく服用すれば、依存性や副作用は起こりにくく、睡眠の質を改善し生活の質も向上させるとても心強い味方です。

本記事では睡眠薬の種類や効果・副作用、さらにはよくある質問にもお答えしています。
睡眠薬の服用に不安を抱えている方、睡眠薬についてもっと知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

リリモアクリニック内科歯科 院長 各務 康貴

監修医師

各務 康貴

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。
医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。

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目次

”睡眠薬”はどんな薬?

睡眠薬とは

睡眠薬とは、眠りをサポートする薬です。
次のような睡眠の悩みを抱えている方の睡眠の質を改善するために、処方・服用します。

  • 眠れない
  • 眠くならない
  • 寝つきが悪い
  • ぐっすり眠った感じがしない
  • 途中で目が覚めてしまう
  • 朝早く目が覚めたらまた眠ることができない

”睡眠薬”と”睡眠導入剤”の違い

睡眠薬と睡眠導入剤は、基本的に同じ薬で違いはありません。
睡眠薬にはたくさんの種類がありますが、そのうち眠気を誘い眠りやすくする薬を睡眠導入剤とよんでいるだけなのです。

そのほかにも睡眠誘発剤(薬)、眠剤なども睡眠薬と同じ薬を意味します。

”医療機関で処方する睡眠薬”と”市販の睡眠薬“の違い

睡眠薬には医療機関で処方される処方薬と、薬局やドラッグストアなどで購入できる市販薬の2種類があります。
市販の睡眠薬には、医療機関で処方される睡眠薬のような強い効き目の成分は含まれていません。

市販の睡眠薬には花粉症の薬に含まれる眠くなる成分(抗ヒスタミン)に似た物質が含まれていて、脳の働きがゆっくりになり眠気をさそいます。

そのため市販薬の場合は、睡眠薬や睡眠導入剤ではなく“睡眠改善薬”と呼ばれていて、睡眠薬とはことなる薬なのです。

睡眠薬にも種類タイプがあるってホント?種類タイプ別に徹底解説

睡眠薬には大きく分けて2つの種類タイプに分けられます。

1.脳の機能を低下させる睡眠薬
2.自然な眠気を強める睡眠薬

順に解説します。

1.脳の機能を低下させる睡眠薬

大脳や脳幹など、考えたり行動したり生命を維持したりするために全力で働いている脳の働きを抑えることで、眠気をさそう薬です。

この種類タイプの睡眠薬はとても疲れて、急に眠くなってしまうようなイメージの効き方をします。

具体的には以下の薬が、脳の機能を低下させる睡眠薬に分類されます。

ベンゾジアゼピン系ハルシオン、レンドルミン、エバミール、ロラメット、リスミー、
デパス、サイレース、ユーロジン、ベンザリン、ネルボン、ドラール
非ベンゾジアゼピン系マイスリー、アモバン、ルネスタ
バルビツール酸系ラボナ、イソミタール

2.自然な眠気を強める睡眠薬

眠くなったり目が覚めたりという、お一人のおひとりの睡眠リズムを調整して、自然な眠気を強くして眠れるようにする薬です。
お一人おひとりが持つ睡眠リズムを調整して眠れるようにするため、依存性が少ないといわれています。

具体的には以下の薬が、自然な眠気を強める睡眠薬に分類されます。

メラトニン受容体作動薬ロゼレム、メラトベル
オレキシン受容体拮抗薬ベルソムラ、デエビゴ

多くの人が服用している睡眠薬は“○○タイプ”

多くの人が服用しているのは、脳の機能を低下させる種類タイプの睡眠薬です。
古くから多くの種類が発売され歴史があり、医師も処方し慣れているため、多くの人が服用しています。

実は、自然な眠気を強める種類タイプの睡眠薬は新しい薬。
こちらの種類タイプの方が日中眠くなりにくく、依存性も少ないと服用する方が増えています。

知っておきたい!睡眠薬の作用時間・持続時間

睡眠薬の作用時間・持続時間

睡眠薬を飲んでどれくらいで眠くなるのか(作用時間)、どれくらい効果が続くのか(持続時間)は薬によってことなります。

睡眠薬の作用時間・持続時間は、大きく4つの種類にわけることができます。

超短時間型
短時間型
中間型
長時間型

順に解説します。

超短時間型

作用時間服用後10分程度で効果が現れ始め、1時間経つととてもよく効く
持続時間服用後2~4時間経つと効果が弱くなる

短時間型

作用時間服用後1時間程度で効果が現れ始め、1~3時間経つととてもよく効く
持続時間服用後6~10時間経つと効果が弱くなる

中間型

作用時間服用後1時間程度で効果が現れ始め、1~3時間経つととてもよく効く
持続時間服用後20~24時間経つと効果が弱くなる

長時間型

作用時間服用後1時間程度で効果が現れ始め、3~5時間経つとととてもよく効く
持続時間服用後24時間以上効果が持続する

【悩み別】睡眠薬の選び方

睡眠薬の選び方

睡眠に関するお悩みはさまざまですが、大きく次の5つにわけることができます。

1.寝つきが悪い
2.寝てもすぐ目が覚める
3.寝て時間が経ってから目が覚める
4.朝早く目が覚めて眠れない
5.ぐっすり眠れない

お悩みによっておすすめの睡眠薬がことなります。
順に解説します。

悩み1:寝つきが悪い

寝つきが悪い方におすすめしたいのは、服用後短時間で効果が期待できる超短時間型の睡眠薬です。
服用後10~60分程度が薬が一番効き、2~4時間で効果が弱くなります。

超短時間型の睡眠薬には、マイスリーやアモバン、ルネスタ、ハルシオンなどがあります。

悩み2:寝てもすぐに目が覚める

寝てもすぐ目が覚める方におすすめしたいのは、少し長く薬が効く短時間型の睡眠薬です。
服用後1~3時間程度が薬が一番効き、6~10時間で効果が弱くなります。

短時間型の睡眠薬には、レンドルミンやエバミール、ロラメット、リスミー、デパス、サイレースなどがあります。

悩み3:寝て時間が経ってから目が覚める

寝て時間が経ってから目が覚める方におすすめしたいのは、薬の効果が長持ちする中間型の睡眠薬です。
服用後1~3時間程度が薬が一番効き、20~24時間で効果が弱くなります。

中間型の睡眠薬にはユーロジン、ベンザリン、ネルボン、ロヒプノールなどがあります。

悩み4:朝早く目が覚めて眠れない

朝早く目が覚めてしまう方におすすめしたいのは、長時間作用型の睡眠薬です。
服用後3~5時間程度が薬が一番効き、24時間以上持続します。

ただし翌朝も眠い、ふらふらするなど薬が残ってしまったような症状を自覚するケースもあるため注意が必要です。
長時間型の睡眠薬には、ドラール、ベノジール、ダルメート、ソメリンなどがあります。

悩み5:ぐっすり眠れない

長時間眠ったはずなのに、眠った実感がわかなかったり疲れが取れなかったり……。

睡眠の質に満足していない方におすすめしたいのは、熟眠感を高めるマイスリー、アモバン、ルネスタ。

自然な眠気を強めるベルソムラ、デエビゴです。

これらの薬は翌朝に残りにくく、すっきり目覚める効果も期待できます。

睡眠薬を飲むときの3つの注意点

睡眠薬を飲むときの注意点

睡眠薬を飲むときには、注意すべきポイントが3つあります。

ポイント1:効かないからといって、処方量以上に服用しない
ポイント2:お酒と一緒に服用しない
ポイント3:他人の睡眠薬をもらって服用したり、他人にあげたりしない

順に解説します。

ポイント1:睡眠薬が効かないからといって、処方されたよりも多く服用しない

睡眠薬を服用しても眠れないと感じた方の中には、処方された量よりも多く睡眠薬を服用されるケースが少なくありません。

睡眠薬を処方されたよりも多く服用すると翌日も眠気が残ったり、ふらついて転んでしまったり、注意力が低下して事故や些細なミスを起こしたりする可能性があります。

睡眠薬が効かない場合には、睡眠のお悩みと睡眠薬の効果が合っていない可能性があるため、必ず処方した医師に相談してください。

ポイント2:お酒と一緒に服用しない

睡眠薬とお酒を一緒に飲むと肝臓に負担がかかり、睡眠薬とアルコールの分解が遅くなります。
睡眠薬の分解が遅くなると、思わぬ副作用が。

アルコールの分解が遅くなると、泥酔したような状態になってしまう可能性があります。
また呼吸が浅くゆっくりになって、最悪の場合息が止まってしまうケースも報告されています。

睡眠薬とお酒を一緒に飲むことは、避けてください。

ポイント3:他人の睡眠薬をもらって服用したり、他人にあげたりしない

睡眠薬を他人からもらったり、あげたりしてはいけません。
病院で処方された睡眠薬を許可なく他人に譲り渡すと「麻薬及び向精神薬取締法」違反となり、厳重に罰せられることがありますます。

また、思わぬ副作用や事件、事故の危険性がありますので、やめましょう。

睡眠薬の5つの副作用

睡眠薬の副作用

どんな薬でも副作用があるように、睡眠薬にも注意すべき副作用があります。
睡眠薬の代表的な副作用は次の5つです。

・日中の眠気
・ふらつき
・判断力・注意力の低下
・物忘れ
・依存性

順に解説します。

日中の眠気

薬の量が多かったり効きすぎたり、睡眠のリズムと合わなかったりすると、朝起きれなかったり、日中も眠くて仕方がなかったりします。

日中も眠い方は、睡眠薬の種類や量を変更したほうがよいかもしれません。

早めに医師に相談しましょう。

ふらつき

睡眠薬の一部には脳の働きを抑えるだけでなく、筋肉の緊張をやわらげる効果があります。

力が入りにくくなってふらついたり、転んだりしてしまうことがあります。

睡眠薬を服用したら、はやめに横になるようにしましょう。

判断力・注意力の低下

脳の働きが抑えられると、思考もゆっくりになります。

判断力や注意力が低下し、車の運転や仕事に支障をきたすことがあります。

日中など活動しているときの睡眠薬の服用は避け、眠る直前に飲むようにしてください。

物忘れ

脳の働きが抑えられると、記憶もあいまいになります。

健忘(けんぼう)といい、睡眠薬を飲んだあとの行動を覚えていない状態になってしまったというケースが報告されています。

睡眠薬の種類や量を変更することで、症状の改善が期待できますので、早めに医師に相談しましょう。

依存性

ベンゾジアゼピン系など一部の睡眠薬は、睡眠薬に頼ってしまったり、睡眠薬が効きにくくなったりすることがあります。

最近では、依存性になりにくい睡眠薬が増えています。

依存性の心配な方は、医師と相談したうえで服用するとよいでしょう。

睡眠薬の副作用は、薬の種類や量、持病や体格によって個人差が大きいです。

もし、睡眠薬を服用後から体調の変化を自覚した場合には、すみやかに服用を中止し処方した医師に相談してください。

当院で採用している睡眠薬の種類一覧

睡眠薬の種類

さまざまな種類・効果がある睡眠薬。
何を選べばよいのか、迷ってしまいますよね。

当院のオンライン診療では、患者さんお一人おひとりのお悩みに合わせていくつかの処方プランをご用意しています。
おすすめは、睡眠リズムを改善する薬と漢方薬を組み合わせた『入眠本格改善プラン』『熟睡本格改善プラン』です。

『入眠本格改善プラン』は、寝つきが悪い方におすすめです。

心身が疲れ眠れない方におすすめの漢方薬と睡眠薬を組み合わせ、自然な睡眠リズムをサポートし眠れるようにします。

①ルネスタ ジェネリック2㎎
②デエビゴ5㎎(①または②)+加味帰脾湯  
定期便:1ヵ月14,143円

『熟睡本格改善プラン』は、ぐっすり眠れない方におすすめです。

睡眠のリズムが乱れ、夢見が悪かったり熟眠感がなかったりする方におすすめの漢方薬と睡眠薬を組み合わせ、深い眠りをサポートし眠れるようにします。

①リスミー2㎎
②デエビゴ5㎎(①または②)+酸棗仁湯 
定期便:1ヵ月14,143円

「はじめて睡眠薬を飲むから不安」

「何種類も薬を飲むのには抵抗がある」

複数の睡眠薬や漢方薬を服用することに不安な方には、単剤(1種類のみ)で処方するプランもあります。

単剤プランの詳細と費用は、以下の通りです。

プラン薬剤名費用(1ヵ月あたり)
熟睡リズム改善プランラメルテオン錠8㎎10,714円
入眠改善お試しプランルネスタジェネリック2㎎2,880円
熟睡改善お試しプランデエビゴ5㎎5,780円
お手軽漢方プラン加味帰脾湯5,780円

当院では上記プラン以外にも、お一人おひとりの睡眠の悩みに合わせて睡眠薬を処方しています。

細かい組み合わせは、医師と相談して決めることができます。

さらに、依存性の高いマイスリーやデパス・サイレース・レンドルミン・ハルシオンなどの向精神薬は処方していません。

安心して、当院のオンライン診療をご利用ください。

もっと知りたい!睡眠薬のよくある質問

睡眠薬のよくある質問

睡眠薬に関連した質問を、患者さんからよくうかがいます。
その中でも多い質問をまとめましたので、参考にしてください。

Q:睡眠薬を飲めば眠れるようになりますか?

A:通常睡眠薬を服用後から10~60分程度で眠くなるのが一般的ですが、個人差があります。

睡眠薬はあなたの眠りをサポートし寝つきをよくしたり、途中で目がさめにくくなったりする薬です。

特に不規則な生活、カフェインの大量摂取、暴飲暴食など眠れなくなってしまう原因が複数ある場合は、薬を飲んだだけでは満足に眠れないケースもあります。

睡眠薬の服用と同時に、生活の見直しも必要です。

Q:睡眠薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?

A:大丈夫です。

不眠症の方の中には、自己判断で飲んだり飲まなかったりすると余計に眠れなくなってしまうケースがあります。

「癖になってしまう」
「依存症になってしまう」

と、心配される方も多いですが、医師から処方された薬を正しく服用していれば、癖になったり依存症になったりすることはありませんので、安心してくださいね。

Q:睡眠薬がやめられない“依存症”にならないか心配です。

A:医師の指示通り睡眠薬を服用していて、依存症になるケースはごくまれです。

一部レンドルミンやハルシオン、サイレースなどのベンゾジアゼピン系睡眠薬は、他の薬と比べると依存性が生じやすいといわれていますが、医師の指示を守って服用することで依存症のリスクを減らすことができます。

また、最近では依存症になりにくい薬も増えていますので、お気軽に当院へご相談ください。

まとめ

睡眠薬は、あなたの睡眠をより良い状態に改善してくれる薬です。

「依存症になる」「怖い」などネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では副作用のおこりにくい薬も増えています。

しかし医師の指示のもと正しく服用しないと、予想外の副作用を引き起こすこともあります。

最近では、一人ひとりの睡眠リズムを調整し自然な眠気を誘う新しい種類タイプの睡眠薬も発売されています。

「睡眠薬を飲むのは不安」
「いままで睡眠薬を飲んでも、効いた感じがしなかった」

睡眠についてお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

あなたに合った睡眠薬をご提案させていただきます。

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当サイトの監修医師について

当サイトは、医師資格を有する医師の監修のもと、サイト運営を行なっております。

リリモアクリニック内科歯科 院長 各務 康貴
リリモアクリニック内科歯科 院長
各務 康貴

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。
医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。

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