低用量ピル、超低用量ピルには2種類の女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)が配合されており、飲み始めのタイミングでホルモンバランスが一時的に変化することで不正出血・頭痛・吐き気・めまい・倦怠感などの副作用が現れることがあります。3か月(3シート)ほど服用を続けると徐々にホルモンバランスが整い、症状のほとんどはおさまります。
副作用がでたからといってすぐにやめるのではなく、様子を見ながらピルの服用を継続しましょう。
頭痛や吐き気を感じる場合は、市販の頭痛薬・吐き気止めを使用しても問題ありません。
重大な副作用で最も注意しなければならないのが、血栓症です。血栓症を起こす割合は1万人中3~9人と低いですが、もし次の症状が現れたら、すぐに服用をやめて医師に相談しましょう。
・突然の胸の痛み
・激しい頭痛
・突然の息切れ
・突然の視力障害
中容量ピルの副作用は低用量ピルと同じですが、低用量ピルより副作用が強いため、吐き気止めを一緒に処方させていただきます。中容量ピルも最も注意しなければならないのが血栓症です。血栓症を起こす割合は0.1~0.2%未満と低いですが、血栓傾向のある方は服用をお控えください。